ロッテがサヨナラ勝ち 西野は7回無失点「野手のみんなが良いプレーで助けてくれた」 西村が移籍後初勝利「うれしいです」
「ロッテ1-0西武」(4日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテは、延長十一回の1死満塁から、ポランコが押し出し四球を選びサヨナラ勝ち。2カードぶりにカード初戦を勝利で飾った。吉井監督は「ここのところちょっとやられてたので、これでまた調子を取り戻してくれたらいいなと思います」と話した。
先発の西野は、7回5安打無失点の好投で試合を作った。初回から三者凡退スタート。四回には、1死二、三塁のピンチを背負うも後続を打ち取り無失点。七回には、連打を浴び1死一、三塁とするも、セーフティーバントの構えをしていた古市が初球を見逃し、飛び出していた三走・岸をすかさず田村が刺殺。最後は、難なく古市を中飛で切り抜け「調子自体は悪くなかった。野手のみんなが良いプレーで助けてくれて、7回までゲームを作れて良かった」と振り返った。
指揮官は「よく頑張った。ブルペンの報告は最悪と聞いていたので、どうなることかと思っていたが、マウンド行って修正して立て直してくれた」と評価した。
西村天裕投手は移籍後初勝利を飾った。延長十一回から登板し、1回無失点、2奪三振の力投でサヨナラ勝ちにつないだ。ロッテでは初のお立ち台に立ち「しっかり抑えることができた。うれしいです」と喜んだ。
先頭・源田、外崎を連続で三振に仕留めた。しかし、続くマキノンには左翼線二塁打。さらに呉念庭には四球と、2死一、二塁のピンチ。それでも、マウンドに駆け寄った黒木投手コーチに背中を押され、最後は岸を右飛に打ち取り無失点とした。
この日はJAグループ和歌山協賛の「ココ・カラ 和歌山スペシャルナイター」が開催された。和歌山出身の右腕は、「和歌山が絡んでいる時に勝利投手になれてうれしいです。びっくりしてます」と大喜びだった。
指揮官は「おいやん頑張ったなって。(和歌山弁で)『おじさん』を『おいやん』って言う。ファイターズの時だったらひょいっと真ん中に投げちゃってたんですけど、ちゃんと分かってきて、しっかり投げれるようになってて、成長かな」と話した。