ソフトバンクが一夜で首位奪還 板東が7回1失点好投で3勝目 先発ローテ入り後では初勝利

 日本ハムに勝利し、藤本監督とタッチする板東(右)
 日本ハムに勝利し、タッチを交わす近藤(右端)らソフトバンクナイン
 1番から8番まで左打者を並べたソフトバンクのスターティングメンバー
3枚

 「ソフトバンク5-1日本ハム」(5日、ペイペイドーム)

 ソフトバンクが一夜で首位奪還。先発の板東湧梧投手が7回5安打1失点の好投で今季3勝目を挙げた。

 それまでの2勝は中継ぎで挙げていた。先発ローテ入りして3試合目の登板でようやく手にした白星に、試合後のお立ち台ではさわやかな笑顔を浮かべた。

 3度目の正直だった。過去2度は「5回の壁」を超えられなかった。この日は3回に失点し、4回にも走者を2人背負った。嫌な流れで五回表のマウンドを迎えたが、鬼門のイニングはあっさりと三者凡退で抑えた。

 「自分としてはイニングの意識はなかった。前回までランナーを出してから粘り切れなかったが、今日は三回の失点以外は毎回走者を出しても粘ることができていた。そこが自信になっていた」

 7回99球の力投。「球数は把握していなかった。コーチに『もういいだろ?』と言われて『はい』と答えてしまったので、後で振り返るともう少し投げたかったかも」と、苦笑いで振り返った。

 藤本監督は「八回も行けるかなと思ったけど、次回もある。いいところで終わっておこうということ」と説明。先発ローテ定着へ貴重な1勝となったようだ。

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