3年計177失点 三重大会0-52敗戦の徳風高校にエール飛ぶ 昨夏0-60、一昨年夏0-65 勝利の桑名西は整列後歩み寄る
「高校野球三重大会・1回戦、桑名西52-0徳風」(8日、四日市市営霞ケ浦球場)
桑名西が52-0の大差で徳風を破り、初戦を突破した。
初回から11得点の猛攻を見せると、二回以降も17点、9点、15点と4イニング連続の大量得点。トータル36安打を記録した。一方、徳風は3投手が継投したが、7失策と守備も乱れ、攻撃もノーヒットに終わった。
桑名西は春夏通算3度の甲子園出場経験を誇る古豪。試合後の整列では桑名西の選手が徳風ナインに歩み寄り、肩をたたいて声をかける様子もあった。
創部4年目の徳風は初の公式戦出場となった21年夏は強豪・三重に0-65、翌22年夏は津西に0-60で敗戦。この日も強豪相手に厳しい戦いとなったが、最後まで懸命にプレーする姿に客席から拍手が送られた。
ネットでは「創部してまだ数年なのに毎年少しずつ得点差縮めてきて本当にすごい」、「徳風がんばれ!」、「失点は減ったけど得点したい」、「センターよく捕った」、「後ろ守ってくれてるから!って声が聞こえて泣きそうになった」などエールも書き込まれている。