大阪大会で初の継続試合が決定 四條畷-三島戦で 15日以降に六回表・四條畷の攻撃から
「高校野球大阪大会・1回戦、四條畷-三島」(9日、南港中央野球場)
今年から大阪大会で導入された継続試合が四條畷-三島戦で初めて適応された。
六回表、四條畷の攻撃前に雨が強まり、15時2分から中断。15時40分に継続試合となることが球場でアナウンスされた。
試合は四條畷が初回に4点を先制するなど4回までに6点をリード。しかし、五回に三島が3点を返し、反撃を開始。スコアは6-3で四條畷が3点リードという展開だった。
リードしていた四條畷の辻野茂樹監督は「やりたかったなというの正直な気持ちです。なんせ継続試合なんてやったことがないのでね」と困惑気味。それでも「決まった以上は、もう一回鍛え直して、取り組む機会が増えたと思って良いように考えています」と前を向いた。主将の広瀬晴基内野手(3年)は「最後までやりたかったというのが率直な気持ち。でも、自分たちがうまくなる時間が1週間増えた。今日出たミスであったり、自分たちの足りていないところを見直して、次の試合でも自分たちの野球ができるように」と語った。
一方、リードされながらも3点差まで追い上げ、勢いがあった三島。監督の渡辺久馬監督は「3点ビハインドという状況ですけども、またそこでどんな試合展開になるのか楽しみ」とこちらも前向き。また、「(グラウンドが)良い状態で試合ができるので。3年生の子たちも最後まで力を出せるかなと思う」と継続試合のメリットも口にした。主将の首藤日々希(3年)は「追い上げる流れだったのでタイミングとしては悪かったかな」と振り返りながらも、「3点負けている中でどういう形で点を取って勝つかっていうのを考えながら練習したい」と次戦を見据えた。
継続試合の日程は調整中で、15日以降に行われることは決定している。