桜宮・井上広大 3安打3打点 名前の由来は元阪神・桜井氏、自身も虎党
「高校野球大阪大会・1回戦、桜宮15-4千里」(9日、南港中央野球場)
桜宮の井上広大(こうだい)内野手(3年)が3安打3打点の活躍でチームを初戦突破に導いた。「北風監督からランナーをかえすバッティングをしてこいと言われていた」と期待に応えた。
「7番・一塁」で先発し、二回に先制となる左前打、三回には右中間へ2点二塁打を放つなど、力強いスイングを見せた。「今日はできすぎ」と謙遜気味に振り返った。
名前は阪神・井上広大(こうた)外野手(21)と同じ漢字で、自身も阪神ファン。「(井上の)タオルやキーホルダーも持っています」。両親も大の虎党で、下の名は元阪神の桜井広大氏から付けられた。桜井氏の現役時代は「見たことないです」と言うが、豪快なスイングは2人のスラッガーをほうふつとさせる。
次戦はシード校の箕面学園との対戦だ。「毎年、私立に負けている。今年は一戦必勝で甲子園を目指したい」と気合十分。桜宮といいえば、阪神前監督の矢野燿大氏の母校でもある。虎党・井上が強豪撃破に向け、バットでチームを引っ張る。