ヤクルト レイズからリリースの大型右腕エルビン・ロドリゲスを獲得間近 元広島のルイス似 関係者「将来的にはエース格に」
ヤクルトが米・大リーグのレイズからDFA(メジャー40人枠から外す措置)されたエルビン・ロドリゲス投手(25)を獲得間近であることが10日、球団関係者への取材でわかった。
ロドリゲスは192センチと恵まれた体格から投げ下ろすような投球フォームで、最速154キロの直球を主体にスライダー、カーブ、チェンジアップを投げ分ける本格派右腕。広島で活躍したコルビー・ルイスに似たタイプだという。7月7日にはブレーブス戦で今季初登板し、ロナルド・アクーニャを二ゴロに仕留めるなど、3回1/3を投げて5奪三振無失点と快投していた。
チームでは高橋、小沢、吉村ら先発陣と同い年の25歳で、まだまだ成長途上。関係者は「これだけ若い有望株を取れるチャンスはなかなかない。日本で投球術を学んで、将来的にはエース格として引っ張ってほしいという夢もある」と緊急の補強ながら中・長期的なビジョンも語った。
ヤクルトの投手陣は、今季入団し抑えとして期待されたケラと、先発として期待されたエスピナルがここまで成績が振るわず、先発防御率がリーグ最下位の3・71と苦しい状態。チームは先発としての役割を期待しており、リーグ後半戦の巻き返しに向けて大きな補強となりそうだ。