DeNA・バウアーの思い伝わる「ヨコハマV」 色紙に日本語手書き「字が下手すぎるのが…」
DeNAのトレバー・バウアー投手(32)が10日、デイリースポーツのインタビューで来日から3カ月の日本生活を独占激白した。サイ・ヤング賞にも輝いた世界ナンバーワン右腕の私生活から、首位阪神との対戦で感じた「気になる選手」の名前も告白。プロ野球兼YouTuberとして活動する理由や、5年、10年後の野望まで…。25年ぶりのリーグ優勝を導く使者が赤裸々に語った。
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真剣だった表情が、少しだけ緩やかになったのはインタビューが終わった直後だ。バウアーに色紙を手渡し、日本語で意気込みを書いてほしいと伝える。すると…。「今まで一度も書いたことないよ!!」。笑顔で首を横に振る。それでも-と、お願いすると、一生懸命にペンを走らせた。
これはバウアーが七夕の短冊にお願いした、ただ一つの願い事でもある。野球を、日本文化を、日本を愛する親日家だ。お立ち台では「ヨコハマシカ カタン」、「ユメカナウマデ チョウセン」と覚え立ての日本語を披露するなど、「上手じゃないけど、努力しています」とファンの心をつかんでいる。
そんなバウアーが書き終わった色紙を、少し不安そうな顔で見つめた。「字が下手すぎるのが問題にならなければいいのだけど…」。願いはかなう。思いはたっぷりと伝わりました。(デイリースポーツ・DeNA担当・松井美里)