楽天・田中将 危機感のモデルチェンジ「このままじゃダメですから」
モデルチェンジで修正を図った。11日の日本ハム戦(エスコン)に先発する楽天・田中将が10日、最終調整。右腕はこれまでと違った投球フォームを、確認するようにボールを投げ続けた。
キャッチボールを見ると明らかに違う。これまでそろっていた足が、左足を一歩引いたオープンスタンスに。さらにグラブの位置も胸の前からベルトの高さまで落ちた。「毎回いろいろ変えながらやってます」と試行錯誤の中だが「今回は特別やった部分もある」と語った。ただ、新フォームで試合に臨むかどうかは「どうでしょう」と明言は避けた。
前回登板ではNPB自己ワーストの9失点と大炎上。「このままじゃダメですから」と強い危機感も持っている。昨オフから投球フォームを見直す中で、シーズン中でも変化を続ける右腕。「これでいいんやっていうのはないんでね」とベストを追求する。
チームは現在5連勝中と絶好調。「いい流れできてるんで、僕もしっかり続けるように頑張ります」。大黒柱の熱投で勢いを加速させる。