巨人・門脇の頭脳プレーは故意落球と判断されて併殺ならず なぜ認められなかったのか【解説】

 9回、上本の打球について説明する責任審判の笠原審判員(撮影・伊藤笙子)
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 「巨人4-0広島」(11日、東京ドーム)

 巨人・門脇の頭脳プレーが故意落球と判断された。

 4点リードの九回1死一塁。上本の遊撃へのライナーを一度は捕球しながら、一連の流れで、地面すれすれの位置でグラブからボールをこぼした。すぐさま拾い上げて二塁ベースカバーの吉川にトスし、一塁・岡本和に転送されて併殺-ゲームセットかと思われたが、審判団がタイムをかけた。

 責任審判の笠原三塁塁審が「故意落球と判断して打者をアウト。2アウト一塁で再開します」とアナウンスすると、門脇はグラブで顔を隠して恥ずかしがっていた。それでも最後は中川が田中を見逃し三振に仕留めて勝利を飾った。

 ツイッターでは「故意落球」がトレンド入りし、「うまいけど露骨すぎw」「守備IQ高いんやろな」「紳士のプレイじゃない」「あからさまでワロタ」「ルール難しい」といったコメントが寄せられていた。

 ※故意落球とは 無死または1死の併殺可能な状況で、通常の守備を行えばアウトにできる打球をグラブや手に当てて落球した場合、審判が故意落球を宣告することができる。打者はアウト。走者はボールデッドとなるため進塁できない。故意に落球して併殺を奪うことを防止するためのルールになっている。

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