もどかしい日本ハム 5試合連続1点差負け 今季ワースト6連敗で借金最多11 あと1点遠くも新庄監督前向く「まだシーズン半分」

 6回、空振り三振を喫し、ベンチに戻る万波(中央)とグラウンドを見つめる新庄監督(左)=撮影・中島達哉
 8回、浅村(手前)に勝ち越し2ランを浴び、マウンドでぼうぜんとする伊藤(撮影・中島達哉)
 2回、本塁も狙うもアウトになる二走・石井(撮影・中島達哉)
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 「日本ハム3-4楽天」(12日、エスコンフィールド)

 日本ハムが痛恨の5試合連続1点差負けで、今季ワーストの6連敗。借金は最多の11に膨らんだ。

 同点に追いついた直後の八回。それまで力投していた伊藤が、浅村に勝ち越し2ランを浴び、マウンドで膝に手をついて悔やんだ。

 伊藤は140キロ台後半の直球と140キロ台前半のスプリットを武器に、六回まで毎回の10三振を奪う力投を見せていたが、七回に力尽きた。

 打線は二回2死二、三塁から加藤豪の右前適時打で先制。その際に、二走・石井は本塁で憤死。新庄監督がリクエストし、リプレー検証の映像に日本ハムファンが沸くほどの微妙な判定だったが、覆らなかった。

 1点を追う七回には無安打で同点としていた。楽天の3番手・宋家豪に対して、2四球と暴投などで1死二、三塁の好機。加藤豪の一ゴロの間に、三走の上川畑の代走・江越が快足を生かして返球より速く生還した。

 新庄監督は5連敗を喫した前夜の試合後、「誰かがキーポイントになって爆発してくれる人をいま探しているところ」と話した。七回は追いついた後の1死二、三塁で五十幡、松本剛が凡退。六回1死一、二塁では万波、マルティネスが連続三振。八回には2死二、三塁で、代打浅間が執念の適時内野安打で1点差としたが、あと1点が遠く。“爆発してくれる人”はこの日も現れなかった。

 試合後、新庄監督は広報を通じてコメント。「まだシーズン半分。明日!明日!」と、前を向いた。

 ◇日本ハムの6連敗

 7月5日 ソフトバンク戦(ペイペイ)1●5

   6日 ソフトバンク戦(ペイペイ)3●4

   8日 ロッテ戦(エスコン)2●3

   9日 ロッテ戦(エスコン)2●3

   11日 楽天戦(エスコン)2●3

   12日 楽天戦(エスコン)3●4

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