ロッテ・佐々木朗希がオリックス止めた 今季最多の圧巻14Kで7勝 防御率はリーグトップ1・48

 「オリックス3-5ロッテ」(12日、京セラドーム大阪)

 ギアを切り替えた“令和の怪物”は、首位を走る難敵に手も足も出させなかった。ロッテ・佐々木朗希投手(21)が、自己最速タイの165キロを連発。さらには今季自己最多の14奪三振。7回を3安打1失点で7勝目を挙げ「先制されてしまったけど、打線の援護があって投げ抜くことができた」と、チームの連敗を阻止した。

 初回は、2死から連打で先制点を献上。しかし、そこから立て直した。剛速球とフォークのコンビネーションで“奪三振ショー”の始まりだ。

 二回1死一塁からは3者連続三振。四回2死1塁、杉本からは5者連続三振に仕留めた。さらには2度、自己最速タイの165キロを計測。バックスクリーンの「165」の表示にドームには歓声がこだました。

 完全試合を達成した昨年4月10日・オリックス戦(ゾゾ)での自己最多19奪三振に次ぐ14奪三振。カギはフォークだ。直球の軌道で向かい打者の手前で鋭く落ちる。速度も常識を超え、この日の最速は150キロ。「初回はフォークがよくなかったんですけど、最後はしっかり投げきれた」。14奪三振のうち10個で“宝刀フォーク”を決め球に選択し、オリ打線を封じ込めた。

 今季8度目の2桁奪三振。球団では1995年に12度をマークした伊良部秀輝以来2人目の快挙だ。吉井監督は「伊良部もまっすぐ速い、コントロール良い、変化球の上手なピッチャーだった。それに近づけるように頑張ってほしい」。再び規定投球回に到達し、防御率1・48でリーグトップに。期待を背負った若き大黒柱が、快進撃を続ける。

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