DeNA・バウアー 痛恨被弾の森下を称賛「タフだった」 三浦監督「(3連敗は)絶対に避けないといけない」
「阪神5-4DeNA」(12日、甲子園球場)
白球がスタンドに消えゆくのをマウンド上でDeNAのトレバー・バウアー投手(32)はぼうぜんと見つめた。勝利まであと一歩の八回、ルーキー森下に浴びた痛恨の2ラン。唇をかみしめながら立ち尽くした。「いい球を投げられたと思った。それを打たれてしまったので、タフだった」。一切の言い訳をすることなく、相手をたたえた。
走者を許したのは四、八回だけだったが、いずれも失点につながった。まずは四回。自らの失策も絡んで同点とされると「守備も打線もすごくいい野球をしていた中で、自分がミスをしてしまった。すごく残念」と責任を背負った。さらに2点リードの八回には、無死一塁から同点2ランを被弾。前川にも二塁打を浴び、無念の降板となった。
勝利目前で追いつかれ、痛恨のサヨナラ負け。またしても敵地の空気にのみ込まれ、ビジターは8戦全敗となった。三浦監督は「(3連敗は)絶対に避けないといけない。また全員で何とかできるように」と3タテ阻止へ悲壮な決意を示した。