神宮球場に怒号飛び交う 中日・小笠原が右ふくらはぎに死球を受ける 治療のため足を引きずりながらベンチへ

 「ヤクルト-中日」(13日、神宮球場)

 先発した中日・小笠原慎之介投手が三回の第1打席で右ふくらはぎ付近に死球を受け、神宮球場に怒号が飛び交う事態となった。

 三回2死で迎えた第1打席。ヤクルト・小沢が投じた変化球が引っかかり、左打席に立っていた小笠原の右ふくらはぎを直撃した。その直後、痛みに表情をゆがめバットを投げた左腕。一塁まで足を引きずりながら懸命に向かうも、治療のためにいったん、ベンチへと退いた。

 スタンドからは「頑張れ!頑張れ!小笠原!」のコールが鳴り響き、治療を終えて三塁ベンチから出てくると大きな拍手に包まれていた。続く大島の四球で二塁に進むと遊撃の長岡が帽子をとって頭を下げていた。

 患部の状態が心配されたが、小笠原は死球の影響を感じさせない気迫の投球。村上に同点ソロこそ浴びたが、最少失点で打線の援護を呼びこみ、7回2失点で6勝目の権利を手にマウンドを降りた。

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