巨人・原監督「見ての通り」 拙攻、拙攻また拙攻 天敵・広島に痛恨の逆転負け
「巨人1-6広島」(13日、東京ドーム)
終わってみれば天敵に完敗を喫した。打線が目を覆いたくなるほどの拙攻を繰り返し、延長十一回まで戦ってわずか1得点。巨人・原監督は厳しい表情を浮かべて「見ての通りでね。ここ一本っていうのが、なかなか出てないということですね」と言葉を絞り出した。
象徴的だったのは1-1の九回。相手を攻め立てて、1死満塁とサヨナラの絶好機を迎える。だが3番・秋広が空振り三振に倒れるなど得点を奪えず。本拠地は大きなため息に包まれた。
痛恨の逆転負けを食らい、これで広島戦は3カード連続負け越しとなった。今回の3連戦では、12日の完封負けを含んで計5得点と打線が停滞した。指揮官は「このところカープと(の対戦では)ず~っとだよね。ここっていう時に(一本が)出ませんね。もう少し何というか、研究する必要あるでしょうね」と必死に前を向いた。
3位の広島と2・5ゲーム差に広がり、チームは勝負どころを迎えた。