オリックス・山本 感情むき出し!両リーグトップ9勝目 ソフトバンクに雪辱の8回1失点

 「ソフトバンク2-3オリックス」(15日、ペイペイドーム)

 大事な大事な負けられない一戦。オリックス・山本由伸投手は燃えていた。「前回は負けていましたし、上位を争っているチームなので、すごく気合が入っていました」。打たれれば、いつも以上に悔しがる。要所を抑えれば、雄たけびを上げてガッツポーズ。感情をむき出しにし、勝利への執念を見せた。

 四回無死一、三塁。この日、最大のピンチだった。「最悪1点はいいかな」。試合後の言葉とは裏腹にマウンドでギアが上がる。柳田を浅い左飛に打ち取り、栗原を一ゴロ。最後はデスパイネを157キロの外角直球で見逃し三振。バットはピクリとも動かなかった。

 八回2死一塁からは近藤をカーブで空振り三振。三森にソロこそ浴びたが、8回6安打1失点で114球の熱投。「後半も失速することなく、力強い投球ができた」。両リーグトップの9勝目。シーズン序盤は苦しんだが、今は絶対的エースの背中が大きく映る。

 ヒヤヒヤの最終回。同学年の山崎颯が途中降板する中、ベンチの最前列で出迎えた。ポンッとお尻をたたく。その後も横に立って、一緒に戦況を見守った。試合後には冗談を交えて「同い年の投手がしっかりしてほしいなと思います」と愛のイジり。チームの大黒柱として、プレー以外でも大きな役割を果たしている。

 チームは今季最多タイの貯金15。山本は最高の形で後半戦へと弾みをつけた。「宮城が勝たないと3連勝はないので、宮城の応援よろしくお願いします」。最後は後輩にエールを送り、主役の一日を終えた。

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