球場騒然 ソフトB近藤が押し出し確信歩きもストライク 一塁へ8歩で気付き愕然 指揮官怒り「完全なボール」SNSも「気の毒」
「ソフトバンク1-2オリックス」(16日、ペイペイドーム)
ソフトバンクが勝ち越し“未遂”?大歓声が、どよめきに変わった。
近藤健介外野手が1-1で迎えた八回裏2死満塁のチャンスで空振り三振に倒れたが、直前に珍場面があった。カウント3-1の場面で、外角低めの変化球を見逃し、ボールを確信した近藤は、雄たけびをあげつつ一塁へ、約8歩。肘当ても外そうとしたところで、異変に気づく。実はストライクの判定がされていた。唖然とした表情で思わず、審判に何かを呟いた近藤。場内も騒然となり、SNS上でも「これは近藤かわいそう」、「近藤が気の毒すぎる」と、同情の声が上がっていた。
もちろん判定が変わることなく、フルカウントから続行。続く6球目で近藤は空振り三振を喫し、無得点に終わった。
ソフトバンクは延長10回の末、敗れ、8連敗を喫した。
試合後、藤本監督は「一番大事なところだからね。(ストライクとボールは)こっちはクレームをつけられない。やる側としたら、反省してもらいたい。ストライクだったらこっちが謝りますよ。本当に。完全なボールですから。一番大事なところやからね。しっかり見てほしいなと思います。審判も一生懸命やってるやろうけどね。一番大事なところ。人間、ミスはつきものかもしれないけど、しっかりと見てもらいたい。あの1球で流れが変わってしまったわけですから」と取材陣に話した。