「ソフトバンク１－２オリックス」（１６日、ペイペイドーム）

　オリックスはソフトバンクとの投手戦を制し、今季最多の貯金１６とした。

　先発の宮城は初回に先制点を取られながらも、粘りの投球。同点の八回には２死満塁から近藤を迎え、３ボールとした。カウント３－１からの５球目は外角低めの際どいコースへ。近藤は押し出し四球を確信し、歩き出したが、ストライクコールだった。結局、空振り三振で無失点。大ピンチを脱した。

　宮城は試合後に「ボールかもしれないですけど…」と苦笑い。「でも取ってくれた。助けられた部分はありますし、そこで流れが変わったかもしれない。ホークス側からしたらちょっと…と思う部分はありますけど。オリックス側からしたら、良かったのかな」と言葉を選びながら、話した。

　試合は延長十回にセデーニョが勝ち越しソロを放ち、勝利。中嶋監督は「（得点は）ホームランだけやったですね。（投手戦での本塁打は）一番怖いですよね、お互いに」と振り返った。