「西武－日本ハム」（１６日、ベルーナドーム）

　泥沼８連敗中の日本ハムが五回、中村の９号２ランで先制を許した。

　四回、１死一、三塁の好機を作った日本ハムが、４番・マルティネスが空振り三振に倒れると、５番・清宮も中飛に封じられて無得点に終わった。

　続く五回だった。２死一塁で中村との対戦。ここまで粘りの投球を続けた上原だが、２－２から８球目だった。真ん中に甘く張ったカットボールを狙われ、左翼越えに痛恨の先制２ランを浴びた。マウンドの上原はガックリとした表情で打球を見送った。ベンチの新庄監督も呆然としていた。

　チームは現在、新庄政権下ワーストの８連敗中。また、プロ野球記録を更新する７連連続１点差負けと、勝ち切れない試合が続いている。また、西武とは０・５ゲーム差の５位。負ければ５月１６日以来の単独最下位に転落する一戦となっている。