阪神ファンの慶応・丸田が絶好調 3安打3打点で勝利に貢献
「高校野球神奈川大会・4回戦、慶応10-0相模原」(16日、バッティングパレス相石ひらつか)
慶応の強力打線には頼もしいリードオフマンがいる。1番・丸田湊斗外野手(3年)が先制打を含む3安打3打点と活躍。二塁走者だった五回には50メートル走5秒9とチーム一の俊足を生かして、2ランスクイズを決める本塁を踏むなど、八回コールド勝ちに貢献した。
最後の夏は絶好調だ。「右投げ左打ちで、左手の感覚が乏しいの」と、今大会から打席前に、左腕を肘から使うことを意識したルーティンを実施。その結果、ここまで出場した2試合で、9打数7安打と高打率をマークしている。「追い込まれた時に打つポイントを近くしても、左手が機能している」と、この日は、三回2死一塁でカウント3-2から逆方向へ、先制の左越え適時二塁打を放った。
横浜市出身だが、西宮市出身の父の影響で、幼少期から阪神ファン。今春センバツでは大好きな球団の本拠地でプレーしたが、4打数無安打1四球だった。「次こそ1本出したい」。リベンジを果たすためにも、必ず神奈川頂点に立つ。
◆丸田湊斗(まるた・みなと)2005年4月25日生まれ、18歳。神奈川県横浜市出身。174センチ、73キロ。右投げ左打ち。外野手。南舞岡小3年から南舞岡スカイラークスで野球を始め、日限山中では横浜泉中央ボーイズでプレー。慶応では2年春からベンチ入り。50メートル走5秒9、遠投100メートル。