「ヤクルト－巨人」（１７日、神宮球場）

　巨人が初回に大量６点のビハインドを背負ったが、打線が驚異の猛攻を見せて同点に追いついた。

　大黒柱・菅野がプロ最短の１／３で降板する事態となったが、打線が奮起した。二回に門脇の右前適時打で２－６とした。三回には秋広がプロ初の２戦連発となる右越え８号２ランで２点差に迫った。三回はなおも１死満塁と好機を広げ、丸の押し出し四球で５－６と１点差とした。２死満塁から代打・長野が左前適時打を放って同点に追いついた。

　さらに四回もウォーカーの二塁打からチャンスを作り、岡本和の犠飛で勝ち越し。６点差をひっくり返した。

　中８日で前半戦最後の一戦でマウンドに上がった菅野は初回に村上に３ランを浴びるなど２被弾、６安打６失点でＫＯ。右腕が１／３でマウンドを降りるのはプロ最短。波乱の幕開けとなっていた。