日本ハム・新庄監督 10連敗で最下位ターンにも「優勝しか目指してない」 清宮に代打策は「全然振れてなかったから」

 5回のチャンスを生かせず悔しがる新庄監督(撮影・園田高夫)
 5回、ベンチから戦況を見守る新庄監督(右手前)ら
 2回、先発鈴木の交代を告げ渋い表情でベンチに戻る新庄監督(撮影・園田高夫)
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 「西武7-2日本ハム」(17日、ベルーナドーム)

 日本ハムが投打に精彩を欠く内容で完敗。新庄政権ワーストを更新し、17年4月以来6年ぶりとなる泥沼の10連敗を喫した。借金は今季ワーストの15で、両リーグ最速で50敗に到達した。勝てば5位に再浮上できる一戦だったが、最下位で後半戦に臨むことになった。

 苦しい状況の中での前半戦終了となったが、試合後、新庄監督は「前半戦は今日で終わりましたけど、交流戦とかいい戦いができるチームになったのは間違いない。下を向かずに。優勝しか目指してない。まだチャンスはあるんでね。クライマックスに入り込んで、そこから一気にいける若い選手いっぱいいるから」と、巻き返しを誓った。

 この日、2回もたなかった鈴木については「初回にグワチョ(マルティネス)がいいホームラン打って流れがくるかと思ったけど、ゲームを作れなかった鈴木君がもどかしいというか。せっかく前半ポンポンポンって良かったのに。ああいう形でちょっとここ何カ月かよくないから、1回下にいかせて。真っすぐが調子いい時は133、4キロいってたが、今は130キロいかないから。ちょっと遅すぎるかな、真っすぐが。真っすぐだけでもいいからガンガンと135、6キロ投げるフォームを仕上げてほしい」と、2軍再調整の方針を明かした。

 五回の清宮への代打策には「なんかタイミングが全然で。胃がおかしいのかなと。食べ過ぎて。全然振れてないから。早めに代えようと思って。その後、声出してたんで、胃の方は大丈夫だったみたい」と、説明した。

 オールスター休みの4日間については「野球のことは考えなくていい。僕だけ考えるから。野球のことは一切忘れてもらって、リフレッシュして。どうあがいたって変わるものじゃないし、バットもボールもグローブも筋肉も休んでもらって。オールスター明け5連敗したら大変なことだけど、それはたぶん大丈夫」と、見据えた。

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