ソフトバンク屈辱ターン 33年ぶり9戦9連敗 球団史上初の3連続同一カード3タテ
「ソフトバンク0-3オリックス」(17日、ペイペイドーム)
トンネルから抜け出すことなく前半戦は終わった。二塁すら踏めず4安打完封負け。1996年以来27年ぶりの9連敗で、引き分けを挟まない9戦9連敗は90年以来33年ぶり。3カード連続の同一カード3連敗は球団史上初と、屈辱的な記録が刻まれた。ソフトバンク・藤本博史監督(59)は「必死さが必要」と焦りを隠さなかった。
打線の大幅な組み替えも実らない。1番に三森を起用。5番に中村晃を据え、1~8番に左打者を並べたが、山下の力強い投球に手も足も出ず、8試合連続で2得点以下に終わった。
今季は開幕5連勝と絶好のスタート。6日には貯金15まで膨らんだが、そこから悪夢の9連敗だ。モイネロの長期離脱に伴い、藤井のリリーフ再転向も検討。球宴を挟んで後半戦の残り61試合を迎えるが、いきなり上位のロッテ、オリックスとの5連戦から始まる。
「9連敗は返ってこない。必死に目の色を変えてやっていかないといけない。後半戦は必ず巻き返します」と指揮官。3年ぶりのリーグ優勝のためにも、早く負の連鎖を断ち切りたい。