「マイナビオールスターゲーム２０２３・第１戦、全セ１－８全パ」（１９日、バンテリンドーム）

　阪神・岡田監督がまさかの“越権行為”でリクエストを申請した。全セの指揮はヤクルト・高津監督が執っているが、自らベンチを飛び出しリクエストを要求。その顛末を高津監督が試合後に明かした。

　場面は二回、ソフトバンク・近藤の打球が左翼フェンスを直撃。クッションボールを処理したノイジーが二塁へノーバウンド送球を見せ、タイミングは完全にアウトだった。

　しかし敷田二塁塁審の判定はセーフ。これにはタッチした阪神・中野が一塁ベンチへリクエストを要求。判定が覆ってアウトになったが、このとき、高津監督はベンチに不在だった。

　「言い訳じゃないけどブルペン見に行ってたの。そしたら岡田監督が出ていて、あれ『オレの仕事が…』って。普通にブルペン行ってて、小笠原を見てて。帰って、すみませんと」と謝罪したという高津監督。岡田監督は「高津がおらんかったから。だからしょうがなしにオレが。おーん」と明かしていた。