プロ注目右腕の修徳・篠崎国忠 97球無四球5安打完封 4球団視察のスカウトも高評価

 力投する修徳・篠崎国忠(撮影・開出牧)
 7回、右越えソロを放つ修徳・染田棟煌(撮影・開出牧)
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 「高校野球東東京大会・5回戦、修徳2-0錦城学園」(21日、神宮球場)

 プロ注目右腕、修徳・篠崎国忠投手(3年)が9回無四球被安打5で完封。「序盤はヒットを打たれたけど、連打させなかったのが、ゼロにつながった」と淡々と振り返った。

 序盤から「ゾーンでカウントを取れた」とストライク先行のテンポのいい投球。当初はチーム方針で継投の可能性もあったが「力が入らず投げられたので、試合中に疲れは感じなかった。五、六回くらいから(完投が)いけると思った」と終盤にギアを一段アップ。最後までマウンドを譲らなかった。

 この日は4球団のスカウトが視察に訪れた。ロッテ・松田スカウトは「器用さがあってコントロールに心配がない。しっかりコースに投げ切れている」と無四球と安定した制球を見せた右腕を評価。オリックス・牧野スカウトは「体が大きい割に起用。けん制やクイックもできている。この前の神宮でもよかったし、プロの固いマウンドが合っているのかな。今日はいいものを見せてくれた」と語った。

 次戦の相手は第1シード・帝京を破り勢いに乗る岩倉。篠崎は「どこがきても自分たちの攻める野球をやりたい」と力を込めた。

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