ロッテ・西野 約2カ月ぶり7勝目 右肩違和感から復帰星「白星が増えるとうれしい」
「千葉ロッテマリーンズ5-2福岡ソフトバンクホークス」(22日、ZOZOマリンスタジアム)
約2カ月ぶりの勝利をつかんだ。右肩違和感から復帰し、6回で86球を投げ7安打1失点。佐々木朗に並ぶチームトップタイの7勝目を挙げたロッテ・西野勇士投手(32)が「勝てて良かった。白星が増えるとうれしい」と後半戦開幕で最高のスタートを切った。
4日・西武戦以来の登板も、ブランクを感じさせなかった。三回まで1安打。四回、五回には満塁のピンチを背負ったが、いずれも直球で押し込み併殺打で切り抜けた。
育成出身の苦労人は「負けたくないって思って練習する」と話す。育成時代は「1軍で活躍もしてないのに遊びに行っている選手には負けたくなかった。そうやってるうちに絶対に俺が勝つって思っていた」。反骨心を胸に、ここまできた。
2020年には右肘のトミー・ジョン手術を経験したが、地道に努力を重ねて復活。「ゲームだけは必ず作ろうと思っている。勝ちにつながって良かった」。ホーム開幕も、交流戦も始まりは右腕の白星。32歳のベテランの1勝からマリーンズが波に乗る。