ロッテ痛恨 佐々木朗希が左脇腹肉離れで約2カ月離脱へ 登録抹消 吉井監督、復帰に期待も「彼の回復力がどうか」症状次第で今季絶望の可能性も
ロッテの佐々木朗希投手が25日、出場選手登録を抹消された。吉井監督が「左内腹斜筋の肉離れで抹消です」と説明。復帰までは早くても約2カ月かかる見通しで、症状が長引けば今季絶望の可能性も浮上した。
佐々木朗は24日のソフトバンク戦に先発。6回93球、4安打1失点、9奪三振で降板。チームがサヨナラ勝ちを収めたため、勝敗はつかなかったが、規定投球回へ到達。防御率&奪三振部門で2冠となったばかりだった。
この日、吉井監督は「昨日の90球目になったらしいです。最後のバッター。ちょっと違和感あって、その後4球投げて、ベンチに帰ってきて、段々痛みが増したみたいです」と説明。一夜明け、千葉県内の病院で検査し、肉離れと診断された。
復帰までは全治2カ月の見通しというが「まずはけがを治さないと実技はできない。しばらくは休み休みになります。脇腹は僕もやったことあるが、治ったと思っても怖くて、引っ張るところなんで」と慎重姿勢。今季中の復帰について、「(今季中に)戻ってきてほしいとは思ってますけども、これも本当、彼の回復力がどんなものかによって変わってくると思うので、早ければ2カ月。もし遅かったらもっとかかると思うので、そうなっちゃうときついかな」と語った。
優勝争いしている状況で、大黒柱の痛恨の離脱。指揮官は「いるメンバーでやっていくしかない。あまり好きな言葉じゃないが、ピンチはチャンスということで、若い子たちにチャンスがある。頑張っていきたい」と、チームを奮い立たせた。