ドラ1候補の滝川二・坂井に西武・渡辺GM「高校生ではトップクラス」と高評価 試合後にプロ志望を明言
「高校野球兵庫大会・準決勝、明石商2-1滝川二」(25日、ほっともっとフィールド神戸)
滝川二は明石商との接戦に敗れ、準決勝敗退となった。今秋ドラフト上位候補の最速149キロ右腕・坂井陽翔投手(3年)は9回を投げて6安打2失点、8奪三振。「悔いは一切ないです」と、116球の熱投したものの、報われなかった。
全12球団のスカウト陣が集結した中、全力で腕を振った。初回、先頭打者に中前打を許すと、味方の失策などが絡んで先制点を献上。その後は、粘り強い投球で六回まで無失点に抑えた。しかし、1点ビハインドの七回に追加点を奪われて2点差に。そのまま逃げ切られた。
この日の直球は146キロを計測。視察した西武・渡辺GMは「バランスがいいピッチャー。真っすぐの質もいい。高校生ではトップクラス」と評価。阪神・熊野担当スカウトも「能力の高さを感じさせる。指先の力もあって、変化球も何でも投げられるし、センスがいい」と目を細めた。
今後の進路について坂井は「プロ志望届を出す方向でいます。支配下で入れたらいいと思う。どんな場面でも抑えられる目標とされる投手になりたい」と話した。