横浜・村田監督 判定納得いかず 二塁セーフも「完全にアウト」
「高校野球神奈川大会・決勝、慶応6-5横浜」(26日、横浜スタジアム)
神奈川大会は決勝が行われ、慶応が横浜を破り、5年ぶり19度目の優勝を果たした。
3連覇を目指した横浜にとっては悔やんでも悔やみきれない敗戦となった。2点リードの九回無死一塁で、ゴロを捕球した二塁手が併殺を狙って二塁へ送球。送球を受けた遊撃・緒方漣内野手(3年)が一塁へ転送したが、二塁を踏んでいないと判定され、一塁も間に合わずオールセーフに。村田浩明監督(37)が伝令で確認するも判定は覆らず、その後に逆転3ランを被弾した。指揮官は試合後に涙を流し、「審判さんはリスペクトしている」とした上で、「後味が悪い。こっちから見ても完全にアウト。『離れた』の一点張りだったので納得いかない部分もあった。ずっと抗議したい気持ちもあった。人生の中でも一番大きなプレー」と言葉を絞り出していた。