徳島商が12年ぶり夏切符 エース・森煌が全5試合完投で頂点 自己最速タイ149キロ

 12年ぶりの甲子園出場を決め、歓喜に沸く徳島商ナイン
 徳島大会全5試合完投で12年ぶり頂点に導いた徳島商のエース兼主将の森煌誠
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 「高校野球徳島大会・決勝、徳島商4-1鳴門」(27日、オロナミンC球場)

 今夏はノーシードで挑んだ徳島商が、連覇を目指した第1シードの鳴門を4-1で下し、12年ぶり24度目の甲子園出場を決めた。

 二回、1死一、二塁から7番・森煌誠投手(3年)が右中間へ2点二塁打を放って先制。五回に2番・横手の犠飛、七回にも横手の中越え適時二塁打で加点した。

 U18日本代表候補のエース・森煌は鳴門打線に8安打を浴びながらも1失点で完投勝利。直球は自己最速タイの149キロなどコンスタントに140キロ台をマークし、全5試合を一人で投げ切った。

 投打で活躍した主将も務める森煌は「何年ぶりとか関係なく、自分たちの代で甲子園に行けたのでとてもうれしいです」と笑顔。「徳島大会と変わらず、しっかり徳島商業の野球をしたい。自分は県の代表として恥じないような投球をしたい。自分の持ち味である真っすぐで押していく投球をしたい」と抱負を語った。

 2011年以来の聖地に森影浩章監督(60)は「全国に徳商ファンはいると思いますので、やっと出られてほっとしています」と安どの表情。「森煌誠を甲子園で見せてやりたいとずっと思っていました」とプロ注目の本格派右腕を擁し、久々の全国舞台でも躍進を遂げる。

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