智弁学園が2年ぶり21回目の甲子園へ 先頭打者本塁打含む2発の松本「甲子園でも打ちたい」通算31本塁打

 8回、この日2本目の本塁打を右中間に放つ智弁学園・松本(撮影・石湯恒介)
 8回、この日2本目の本塁打を放ちガッツポーズを見せる智弁学園・松本(撮影・石湯恒介)
 スタンドへあいさつに駆け出す智弁学園ナイン(撮影・石湯恒介)
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 「高校野球奈良大会・決勝、智弁学園8-1高田商」(28日、佐藤薬品スタジアム)

 智弁学園が高田商に快勝し、2年ぶり21度目の夏甲子園出場を決めた。この日も3本の本塁打を放った打線は今大会5試合で計12本塁打。強力打線で甲子園へ乗り込む。

 初回、「1番・右翼」で出場した松本大輝外野手(3年)が右翼席へ先頭打者本塁打を放ち、先制に成功。「初球から強くスイングを心がけた」と会心の一撃だった。松本は八回にも右中間へ一発。「甲子園でもホームランを打ちたい」。この日の2本塁打で31本とした高校通算本塁打を聖地でさらに積み上げることを誓った。

 三回からは投手と遊撃の二刀流・中山優月内野手(3年)がマウンドへ。「いつでも投げられる準備はしていた。流れを変えてやろうと」。九回まで投げきり、7回3安打1失点、8奪三振の好投で試合を締めた。中山はこの日、2安打2打点と打撃でも躍動。「全員できっちり攻撃できたのが良かった」と手応えを口にした。

 2年前に出場した夏の甲子園は前川右京(阪神)を擁して準優勝。「自分たちのプレーして、どこまでやれるのか、挑戦する気持ちで挑みたい」と中山。今年の夏こそは全国の頂点をつかみ取る。

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