日大三 前監督の小倉氏もベンチ前で涙 接戦制し2年連続の夏切符 三木監督も涙「苦しかった」
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「高校野球西東京大会・決勝、日大三3-1日大鶴ケ丘」(29日、神宮球場)
西東京大会の決勝は日大三が接戦を制し、2年連続19度目の夏切符を手にした。試合終了直後には、3月に退任した小倉全由前監督がベンチ前で選手らを祝福し、涙を見せた。
試合は二回、日大三が先制。2死から打席に立った6番・針金侑良外野手がソロ本塁打を放った。四回に同点に追いつかれたが七回、先頭四球から送りバントで得点圏に走者を進めると、1番の古賀也真人内野手が、しぶとく二遊間を抜く勝ち越し打を放った。八回にも1点を追加し、ノーシードから勝ち上がった日大鶴ケ丘を退けた。
試合後には、監督インタビューで三木有造新監督も涙。「苦しかったですけど、選手が本当によく頑張ってくれた。感謝しかないです」と声を詰まらせた。三木監督は4月に就任したばかりだったが、チームをまとめ上げて就任1年目で夏の甲子園出場を決めた。