古田敦也さん「メジャー挑戦?頭よぎりました」統一契約書の衝撃変更でかなわず

 プロ野球ヤクルトで選手、監督として活躍した古田敦也さんが、自身のメジャーリーグ挑戦について聞かれ、「よぎりましたね」と回答した。

 26日放送のABCテレビ「かまいたちのこれ余談なんですけど」に出演。かまいたち山内健司に「古田さんはメジャーリーグって頭よぎらなかったんですか?」と尋ねられた。

 古田は「よぎりましたね」と素直に答えたが「ルールがなかったんですよ」とも話した。「僕、野茂と同期入団なんです」と近鉄からMLBドジャースに移籍した野茂英雄投手の話を持ち出した。

 「野茂は5年間、近鉄でやって、野茂が行く時は引退届というのを出さなきゃ行けないんです。引退届には『ほかの11球団とは契約してはいけない』と書かれていた。そうしないと引退して、他の球団と契約する人が出てくるじゃないですか」と当時のNPBの状況を説明。野茂さんは日本の球団とは契約できないという退路を断ってのメジャー移籍だったことを語った。

 古田さんは翌年に起きた、統一契約書の但し書きの変更に触れた。「次の年になったら『世界中のどの球団とも契約できない』に変わっていたんです。だから次の年は同じ手では行けなくなったんです」とコメント。

 当時の状況において、MLB行きの道が事実上絶たれたことを明かした。

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