元広島の中田廉氏がフィジークに出場 カーリング・藤沢五月の活躍が刺激に 見よ、この肉体美!

 広島県メンズフィジーク選手権大会でポーズを決める元広島・中田廉氏(手前左)
 広島県メンズフィジーク選手権大会に出場した元広島・中田廉氏(左から2番目)
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 「広島県メンズフィジーク選手権大会」(30日、広島県民文化センター)

 憧れのスタイルを競うボディーコンテストの一種であるフィジークの第1回広島県大会に元広島で野球評論家の中田廉氏(33)が出場した。

 14年間のプロ野球生活で中田氏が「やり続けられたこと」として胸を張るのがトレーニングだった。それは昨年、ユニホームを脱いでも変わることがなかったが、試合に出るという目標がなくなった。

 そこで新たに挑戦を決めたのが、今回のフィジーク出場だった。

 ボディーメイクに対する関心は年々高まっており、カーリング女子日本代表のメダリストでもあるロコ・ソラーレの藤沢五月(32)も今月22日、同コンテスト「MOLA CUP」に出場し話題となっていた。

 中田氏も、藤沢の活躍に「こっそりやろうと思っていたのが、スイッチが入りました」と、上位進出を狙ったが、残念ながら予選敗退という結果に。

 「カープも好調だし(母校の)広陵も甲子園を決めたので、いい流れでやれると思ったんですけど、やはり甘くないですね」と悔しさを隠さなかった。

 一方で「こうやって『甘くないよ』ということを学べたのは収穫」とあくまで前向きだ。影響力を持つ一人として「また出るか、となるとまだ決められませんが、トレーニングは続けますし、フィットネス人口がどんどん増えていけば」と話した。

 加えて「プロアスリートの第二の人生として誰もやってないことに挑戦したい」と、気象予報士を目指すことも明言。今回のフィジーク挑戦を通じて、自身のみならず、幅広い層の未来を照らす存在になることを改めて誓っていた。

  ◇  ◇

 ◆中田 廉(なかた・れん)1990年7月21日生まれ、33歳。大阪市出身。広陵から2008年、ドラフト2位で広島入り。主にセットアッパーとして267試合に登板、15勝16敗の成績を残し、昨年限りで引退。現在は広島県内のテレビ、ラジオコメンテーターとして活躍中。

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