酒厳禁だった西武キャンプで東尾修氏のやかんにはビールが 「絶対バレてたと思うけど」と鈴木康友氏

 ユーチューブの「プロ野球OBクラブチャンネル」が30日に更新され、西武、中日で活躍した鈴木康友氏が出演し、現役時代に携わった歴代監督の印象などを語った。

 西武時代の森祇晶監督については「石橋を叩いて渡る。ダイヤモンドの橋でもなかなか渡らないみたいなね」と慎重の上にも慎重を期するタイプだったと明かした。

 広岡達朗監督時代には、キャンプ中は禁酒が命じられ、白米ではなく玄米がメインだったというが、主力の東尾修投手の前に置かれたやかんにはこっそりビールが入っており、そのテーブルの周りだけ「元気になってきたり、明るくなってきたり、顔が赤くなってくるとかね。絶対バレてるとは思うけどね」と禁断の昔話を披露していた。

 楽天コーチ時代の2013年に日本シリーズ第7戦では、前日に160球を投げて敗れていた田中将大が志願して九回を締め、球団初の日本一に輝いた。その裏では星野仙一監督が第6戦後に第7戦でのベンチ入りを切望した田中将の申し出を2度、3度に渡って拒絶しながらも、最後は思いをくみ取って胴上げ投手に指名したという裏話も明かされた。「あれはしびれたね。泣きましたよ」と思いを巡らせていた。

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