巨人・岡本「おもろいコメントのおかげ」で今季2度目2発 前夜完封負けで原監督からハッパ
「読売ジャイアンツ9-2東京ヤクルトスワローズ」(2日、東京ドーム)
何かが吹っ切れたかのような打棒爆発だった。巨人・岡本和真内野手(27)が今季2度目の1試合2本塁打と大暴れ。「いい流れに乗れて良かった」とホクホク顔だ。
1点を追う初回1死二塁の場面では、左翼席への23号逆転2ラン。五回には3ボールから左中間スタンド上の看板に直撃する両リーグダントツトップの24号ソロを放ち、賞金100万円をゲットした。特に2本目のアーチは原監督を「初めてあれだけの打球音を聞きましたね。すごい音ですね」とうならせた。
指揮官は完封負けした1日、無安打に終わった4番について「和真、いた?今日」とジョーク交じりにハッパをかけていた。これに発奮したのかもしれない。「昨日は空気と言われたので、今日はちょっとおったんかなと…」と笑いを誘った岡本和。「結果的に打てて良かったので、おもろいコメントのおかげやなと思います」と効果を口にした。
「今日は(岡本和が)いたね」と目を細めた原監督。チームは今季初の1試合5本塁打と得意の一発攻勢で快勝した。坂本も含めて「看板選手がやってくれたのは大きい。存在感が非常にありましたね」と何度もうなずいた。目を覚ました主砲の号砲で大逆襲に転じる。