夏の甲子園 抽選会は4年ぶりマスク無し&全校参加 コロナ禍前の風景戻る 昨夏は4校が参加できず

 全国高等学校野球選手権記念大会の組み合わせ抽選が行われた(撮影・石井剣太郎)
 第105回全国高校野球選手権記念大会抽選会(撮影・中田匡峻)
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 「全国高校野球選手権・組み合わせ抽選会」(3日、大阪市内)

 抽選会の風景もコロナ禍前に戻ってきた様子が見受けられた。全校参加&マスクなしは実に2019年以来、4年ぶりだ。

 昨夏の抽選会ではオンラインではなく、実際に出場する高校が会場に集まって実施された。ただ地方大会後に新型コロナウイルスの集団感染が発覚した4校は参加できなかった。マスク着用が義務づけられ、対戦校決定時は歓声やどよめきが起こることもなかった。

 今年は沖縄尚学の選手たちが台風6号の影響で来阪できなかったが、佐野主将、監督、責任教師は前倒しで来阪し、抽選会に参加。出場校全校がそろった会場は熱気に満ちており、時折、どよめきがわき起こった。マスクもなかったことで、選手たちが笑みを浮かべる様子も見て取れた。

 夏連覇を目指す仙台育英の山田主将は「初日に試合ができるのは本当に良かった」と語り、「優勝を目指しているんですけど、どのチームが来ても一戦必勝で」と力を込めていた。

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