巨人・原監督 悪夢のサヨナラ負けに唇かむ「もう1点を取っておけば」攻めの采配実らず3位浮上逃す
「広島東洋カープ4-3読売ジャイアンツ」(4日、マツダスタジアム)
巨人が痛恨の逆転サヨナラ負け。九回、中川が1点リードを守り切れず3連勝、3位浮上も逃した。
試合後、唇を噛んだ原監督は「よくつないでうちのパターンの中でこういう結果になった。もう1点を取っておけば、というところはあるでしょうけど。そういうところですね」と振り返った。
1点リードの九回は中川がマウンドへ上がったが連打で無死一、二塁。ここで秋山の送りバントを処理した中川の三塁送球がセーフとなり、野選に。無死満塁とピンチが拡大した。1死は奪ったが、小園には同点打。さらに代打・松山に一塁へのサヨナラ内野安打を浴びた。最後は一塁手・岡本和が飛びつき打球を止めたが、送球できなかった。
マツダスタジアムではこれで1勝6敗。苦手の敵地で痛い黒星となった。
先発の横川は4回2失点だったが、五回2死満塁の好機で打席が回ると迷わず代打を送る攻めの采配を見せた。「横川は粘っこく投げてくれた。(交代は)リリーフ陣もいるわけですからね」と説明。九回も1死一塁、フルカウントから坂本に代走を送るなど1点にこだわったが、追加点が奪えなかったことが痛かった。