「北海道日本ハムファイターズ５－４福岡ソフトバンクホークス」（４日、エスコンフィールド）

　日本ハムが延長十一回、劇的なサヨナラ勝ちを飾った。

　十一回は無死一塁から五十幡が二盗に成功。申告敬遠で無死一、二塁となり、江越がしっかり三塁前へ送りバントを成功させた。加藤豪が申告敬遠で１死満塁とし、代打マルティネスが試合を決める犠飛を放った。勝利の瞬間、新庄監督は両手を突き上げた。

　４時間７分の大熱戦。５日は１４時開始のデーゲームということもあり、新庄監督は「なぜこのナイターデーのこの試合を…」と苦笑い。それでも、「みんな可愛いわ。勝つか負けるかでは、疲れが違う」と喜びを爆発させた。

　十一回はマルティネス、五十幡、江越とベンチスタートの選手がしっかり仕事を果たした。「（マルティネスは）今日はゆっくり休ませようと。最後の最後に取っといた。江越君もよく決めたよ。ホッとしてた、帰ってきて」と称賛。大型連敗の影響で借金は１５あるが、「選手たちの喜びを見て、さらにいいチームだなと思いました」と満足げにうなずいた。