オリックス・阿部 20試合ぶり失点でサヨナラ負け「最後は甘かった」 宇田川とともに痛恨被弾
「埼玉西武ライオンズ3-2オリックス・バファローズ」(4日、ベルーナドーム)
白球が左中間席へ飛び込むのを見て、オリックス・阿部翔太投手(30)はマウンド付近でぼうぜんと立ち尽くした。同点の九回1死から岸にサヨナラ弾を食らい、5月21日の日本ハム戦(京セラ)以来、20試合ぶりの失点。「最後は甘かったと思います」。追い込んだが、フォークを拾われた。
打線は1点を追う八回に逆転していた。八回は宇田川を投入し、連続奪三振。しかし、中村に痛恨の同点ソロを献上した。2登板連続での被弾。「僕のせいで負けてしまった。また投げる機会があれば、やり返したい」と言葉を絞り出した。
それでも、ここまで中継ぎ陣の奮闘は大きい。中嶋監督も「もう一つ低くという意識は常に持ってくれてる」と責めなかった。サヨナラ負けは今季4度目。連敗で2位・ロッテとは3ゲーム差に縮まった。勝負の8月、ここが踏ん張り時だ。