仙台育英が審判団に異例のアピール 協議後、得点が1点から2点に修正 初回に一挙4点→計19点で大勝発進

 1回、仙台育英・斎藤敏哉の適時内野安打で生還した走者について協議する審判団(撮影・伊藤笙子)
 1回、仙台育英・斎藤敏哉の適時内野安打で生還した走者について説明する球審(撮影・伊藤笙子)
 1回、ファーストへ先制2点適時内野安打を放つ仙台育英・斎藤敏哉(撮影・伊藤笙子)
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 「全国高校野球選手権・1回戦、仙台育英19-9浦和学院」(6日、甲子園球場)

 初回に仙台育英の得点が1点から2点に訂正される場面があった。仙台育英サイドの指摘を受け、審判団が協議後、得点を修正した形となった。

 2死二、三塁から斎藤敏が放った打球が浦和学院の一塁手の体に当たって一塁カメラマン席に飛び込んだ。

 当初、二塁走者の生還は認められていなかったが、仙台育英の須江監督が選手を走らせ球審にアピール。審判団が協議後、ホームベースを指さして二塁走者の生還が認められた。

 甲子園球場では「ベンチにボールがダッグアウト(一塁ダッグアウト横の通路も含む)前面に引いてある黄色線を越えた場合はボールデッドとする」とグラウンドルールが定められている。

 判定後、場内アナウンスで「2死二、三塁でボールデットゾーンに入りましたので、点数は2点、2死二塁で再開します」と説明。走者が三塁ベースに到達していたと判断され、ボールデッドでの生還が認められた。アピールで判定が変わる非常に珍しいケースとなった。

 斎藤敏の公式記録は単打から二塁打に変更され、打点も2が記録されると大会本部からアナウンスがあった。その後、連続タイムリーで一挙4点を先制した仙台育英。夏連覇へ、好スタートを切った形となった。三回には2者連続アーチも飛び出すなど、一挙5点を挙げるなど、序盤で9-0と大きくリードを広げた。

 さらに猛攻の手を緩めることなく、同校甲子園歴代2位となる19得点で浦和学院を撃破。2回戦へ駒を進めた。

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