DeNA三浦監督「勝負かけてとれなかったのは自分の責任」佐野に代打・楠本の責任背負う あと1点が届かず

 7回、好機で代打を送られ、うつむきながらベンチに下がる佐野(7)。右は三浦監督(撮影・吉澤敬太)
 8回、一打同点の場面で大和(手前)が中飛に倒れ、うつむく三浦監督(撮影・吉澤敬太)
 7回、好機で佐野(右)に代打を送った三浦監督(左から2人目)=撮影・吉澤敬太
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 「横浜DeNAベイスターズ2-3阪神タイガース」(6日、横浜スタジアム)

 DeNAは三浦監督の勝負手が不発に終わり、阪神に同一カード3連敗。97試合目にして自力優勝の可能性が消滅した。

 焦点は七回だった。無死二、三塁の好機を作ったが、桑原は空振り三振に倒れた。ここで指揮官が動く。佐野に同じ左打ちの代打・楠本を告げた。ベンチに戻り、悔しさのあまり目を真っ赤に目を充血させた佐野。最前列で手をたたきながら楠本にエールを送ったが、代打・楠本は遊飛に倒れるなど、最終的に無得点に終わった。

 試合後のインタビューで「勝負?その通りです。はい」と語った三浦監督。「あそこで勝負かけてとれなかったのは自分の責任」と決断の責任を背負い込んだ。

 八回も1死一、三塁からあと一本が出ず。阪神の救援陣を崩すことができず、1点が最後まで重くのしかかってしまった。貯金も底をついて勝率5割に逆戻り。ソトの復帰など明るいニュースもあるだけに、「ここから巻き返しか?」というインタビュアーの問いに「そうしていかないといけない」と前を向いた。

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