楽天 8回1失点の力投でチームトップタイ6勝目の則本「ほんとに勝負の月だと思って」
「東北楽天ゴールデンイーグルス2-1千葉ロッテマリーンズ」(6日、楽天モバイルパーク)
楽天・則本が8回1失点の好投でチームトップタイの6勝目を挙げた。「先週は8回投げきれず悔しい思いをしてたので、ホッとしてます」とお立ち台で笑顔を見せた。
最大のヤマ場は2点リードの六回だった。連打で1点を失い、なおも1死三塁のピンチ。「追いつかれる追い越されるのが一番よくなかったので、なんとしてもという気持ちでした」とギアを上げる。角中を一ゴロに抑えると、最後は前回対戦で2発を食らっていたポランコを空振り三振に仕留め、最少失点で切り抜けた右腕。マウンド上で雄たけびを上げ、グラブをたたいた。
神経を使う場面を乗り越えた後でも「六回も、ベストに近い球が投げ切れてたので、その状態であればいける」と力は残っていた。加えて1週間前の登板で8回を投げきれなかった悔しさもあった。結局七、八回と危なげなくゼロで抑え、役目を果たした。
則本は「今日は必ずって気持ちでマウンドに上がって、抑えることができたので、自分としては一個レベルアップできたかな」と8回を投げたことに手応えを感じていた。「チームとしても沈みやすい時期ではあるので、ほんとに勝負の月だと思ってやっていかないといけない」。上位進出へ、エースはまだまだ諦めない。