東京学館新潟の二塁手がフェンス激突で悶絶 市和歌山選手が救出へダッシュ 目の前の相手応援席からは熱いエールも

 4回、東京学館新潟・宮嶋幹人は市和歌山・栗谷星翔の打球を追ってフェンスに激突する(撮影・山口登)
 4回、市和歌山・栗谷星翔が放ったファウルを追いかけてフェンスに激突するも、笑顔を見せる二塁手の東京学館新潟・宮嶋幹人(撮影・伊藤笙子)
 4回、東京学館新潟・宮嶋幹人は市和歌山・栗谷星翔の打球を追ってフェンスに激突する(撮影・山口登)
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 「全国高校野球選手権・1回戦、市和歌山5-4東京学館新潟」(9日、甲子園球場)

 甲子園が一瞬、静まりかえった。四回1死走者なしで、一塁後方のファウルグラウンドに上がった飛球を追いかけた東京学館新潟の二塁手・宮嶋幹人内野手(3年)が、勢いよくフェンスに激突。球場にドゴッという大きな音が響き、宮嶋はしばらく立ち上がれず。グラウンドに担架も運び込まれ、騒然とした雰囲気に包まれた。

 倒れた場所は一塁側の市和歌山アルプスの前。市和歌山の控えメンバー、背番号19の藤原がスプレーを持って駆け寄り、相手応援団からも拍手と「頑張れ!」の声がけが行われると、立ち上がった宮嶋は笑顔で頭を下げた。

 その後、宮嶋は右脇腹付近や腕を気にしながら、自力でベンチへ。約5分間の治療後、再び姿を現した宮嶋に両アルプス席を中心に大きな拍手が送られた。

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