「全国高校野球選手権・２回戦、慶応９－４北陸」（１１日、甲子園球場）

　西武、巨人などで活躍した清原和博氏が、次男・勝児内野手（２年）が所属する慶応の応援に甲子園を訪れた。試合後、ＮＨＫ高校野球中継のハイライト映像で姿が映し出されると、高校野球ファンは一気に沸騰した。

　七回裏、先頭で代打・清原がコールされると、場内からは大歓声がわき起こった。その声を聞いた清原氏は少しだけ笑みを浮かべ、顔の前で両手を握りしめながら、打席の愛息を食い入るように見つめた。

　快音を響かせた打球が惜しくも左翼手のグラブに収まると、清原氏の姿がハイライト映像に登場。大きな体を目いっぱいのけぞらせて悔しがった。

　高校野球ファンは「リアクション、最高やな」「清原さん、愛されてるな」「パパ清原楽しそう」「ＮＨＫで清原！」とネット上で大盛り上がりだった。

　清原氏は大会本部を通じ「夏の甲子園に来るのは、１００回記念大会以来となります。あの時も感無量でしたが、１０５回大会でまさか息子が多くの高校野球ファンの皆さんから拍手をもらって、バッターボックスに入る姿を見られるとは。幸せですね。息子には感謝しかありません」とコメント。「アウトにはなりましたが、レフトへのいい当たりでした。よくバットを振ったと思いますし、素晴らしいスイングでした」と感想を語った。