日本ハム・新庄監督「あり得ないミス」八回のBミスをバッサリ サイン違いの五十幡には「頭、脳大丈夫かな?」
「福岡ソフトバンクホークス7-4北海道日本ハムファイターズ」(11日、ペイペイドーム)
日本ハムは同点の八回に四球からミスで傷口を広げて3点を勝ち越された。特にバッテリー間のミスが連発したことについて、新庄監督は「あれはちょっとあり得ない」と苦言を呈した。
無死一塁から代走・周東がスタート。ピッチドアウトで待ち構えていたが、マルティネスが捕球できなかった。「やっぱね、足の速いランナーになると、速く投げたいから急ぎすぎて、ミットに入る前にランナーを見てしまう。目線だけが、こう…。きっちり捕れないっていうね。簡単に考えたらキャッチボールですけどね、ウエストのやつ」と新庄監督は振り返った。
江越が三森の右中間への打球に対してダイビングキャッチを試みるも、捕球できず適時三塁打で勝ち越し。さらにパスボールでダメ押し点も献上してしまった。痛すぎるバッテリーミス2発だ。
さらに五回には五十幡と野村が打球を追って交錯。五十幡は後頭部から人工芝に打ちつけられる形となった。「野村君がね、まだ2試合目でバック踏んでしまったから、ポテンヒットになるっていうところで、僕でもガーっと追いかけてカバーしてあげようってところで前に来てドーン!脳振とう」と説明。さらに「頭打ったから、その後一、二塁でセーフティーのサインだったんですけど2回とも打ちに行ったんですよ。頭打ったその影響もあるのかな~って。ま、打ったけどね。打ったけど、頭、脳大丈夫かな?って本当に思いました。普通に簡単にね、分かりやすくみんなが見てもセーフティー。1回目も2回目も。5回もちょっと怪しかったけど。ま、頭は大事だからね!」と明かした。
12日の出場については「どうだろう?もしかしたらホテルに帰って頭痛くなって、目まいとか吐き気をしたんだったら、明日も行ってもらおうって思ってる(笑)本当、危ないからね。宙に浮いて脳が揺れたらね。でも打ったしね。明日決めます」と語った。チームは再び借金「19」。ワーストの大台が目前に迫る形となってしまった。