ソフトバンク・三森が2夜連続のお立ち台「もっともっと打ちたい」八回に決勝の適時三塁打
「福岡ソフトバンクホークス7-4北海道日本ハムファイターズ」(11日、ペイペイドーム)
ソフトバンクの三森大貴内野手が2夜連続でお立ち台に上がった。
4-4で迎えた八回裏だ。1死から9番・甲斐が四球を選んで出塁。代走の切り札・周東が一塁走者に送られ、この日5度目の打席が回ってきた。周東が二盗を決めて1死二塁となったところで、三森は前進守備だった右中間を深々と超えていく勝ち越し適時三塁打を放った。
「周東さんが出てきて、自分の中で考えが曖昧になったが、長谷川打撃コーチの方を見たら『少し待ってもいいよ』という感じだったので、ボールを待ちながらタイミングを計っていました」
また、初回の第1打席では3号の先頭打者アーチを放った。先制点をとられた直後の同点弾で藤本監督も「あれで勢いがついた」と称えた。
2試合連続の猛打賞。今月4日の日本ハム戦(エスコン)から6試合連続で1番打者を任され全試合で安打を放っている。
5月末時点では打率.128と苦しんだが、6月以降は復調して現在は打率.284まで上げてきた。「もっともっと打ちたいですし、毎試合結果を残せるように準備したい。数字は気になるけど、1試合、1打席ずつを切り替えながらやっていくだけ」。職人気質の24歳は気を緩めるそぶりは一切見せなかった。