日本ハム“MK砲”で大勝!万波連発&清宮特大弾 新庄監督「夢しかないホームラン」
「福岡ソフトバンクホークス0-9北海道日本ハムファイターズ」(12日、ペイペイドーム)
華やかな夏の3発の花火が、大勝をもたらした。日本ハムは四回に5番・万波中正外野手が「ど会心!」と胸を張る17号先制2ラン。五回には4番・清宮幸太郎内野手が左翼ポール際に特大の9号2ラン、万波もキング争い2位に浮上する18号ソロで続いた。
清宮は「1打席目はチャンスで打てなかった。何とか修正できました」と振り返り、万波は「目の前でキヨさんが打ったのでめちゃめちゃ狙ってました」。2人の頭文字をとって『MK砲』。巨人の松井-清原、ソフトバンクの松中-小久保。かつての大砲コンビの呼称を継ぐにふさわしい連弾だった。
新庄監督は開口一番、「夢しかないホームランありがとう」と笑顔満開。「伊藤君のテンポも良かったし。テンポ良かったら、点数は入ってくる。これが野球の流れ」と大量得点の一因として2試合続けて序盤KOの右腕の復調を挙げた。
後半戦から4番を務めていた万波に代わって、9日の西武戦から清宮が4番に座る。万波は「まだまだそこでやりたいという気持ちがある」と復帰を狙い、清宮は「僕はあんまり…」と打順に執着はないが、「もう打つだけです!」と結果にこだわっていく思いだ。
新庄監督は「あそこで野村君も続かないと」と3者連続も思い描いたという。野村も含めた『MKN』が機能すれば夢しかない“負けない”打線が完成する。