中日が柳に報いるサヨナラ勝利!延長十回、石川昂、宇佐見の連弾で激戦に終止符 柳9回無安打無失点の快投

 9回、上本を打ち取りガッツポーズを決める柳(撮影・田中太一)
 先発し、投げ込む柳(撮影・田中太一)
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 「中日ドラゴンズ2-1広島東洋カープ」(13日、バンテリンドーム)

 中日がサヨナラ勝利を収め、9回無安打無失点の好投を見せた柳に報いた。1点を追う延長十回、2者連続アーチで試合をひっくり返した。

 先発の柳は初回に1死一、二塁から西川を二ゴロ併殺打に打ち取ると勢いにのった。キレのあるストレートを軸に、変化球を丁寧に低めに集めて15人連続アウトに仕留めた。

 七回先頭の野間に四球を与え、1死後に初めて得点圏に走者を背負ったが、後続を落ち着いて打ち取った。八回1死からデビッドソンの二塁手前の打球は福永がはじき、一塁へ悪送球したことでエラーに。記録は継続し、安打を許さなかった。

 柳は今季、バンテリンドームで勝ち星がなかった。実績十分の右腕がこれまでのうっぷんを晴らすように、快投を演じた。

 延長十回にR・マルティネスが堂林に先制ソロを被弾したが、チームはあきらめなかった。その裏、石川昂が「最高でした」と左翼へ同点ソロを放つと、続く宇佐見が「フェンスに当たるかなと思ったんですけど。良かったです」と右翼へサヨナラアーチを放ち、バンテリンドームは歓喜に包まれた。

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