中日・柳が爆笑お立ち台「快挙達成ありがとうございました!」夢モード?でコメント 9回無安打無失点も快挙ならず
「中日ドラゴンズ2-1広島東洋カープ」(13日、バンテリンドーム)
中日の柳裕也投手が9回を無安打無失点に抑え、チームのサヨナラ勝ちに貢献した。史上88人目、99度目の快挙達成こそならなかったが、お立ち台では「達成したモード」で話し始め、本拠地を沸かせた。
「人生で初のノーヒットノーランなんですけど、本当に達成できると思ってなかったので。監督ありがとうございました!」と一礼すると、スタンドは大歓声に包まれた。「最後に昂也がホームラン打ってくれて、あれっ?なんで宇佐見さん?いや、まあノーヒットノーランできて最高です」と満面の笑みだ。
一瞬目が覚めかけた?とインタビューアーに問われると「あれっ?」とすっとぼける一幕も。「ふざけるのはここまでにして、ヒーローインタビューでしゃべってもらおうとして投げました」と通常モードに戻った。
ここまでバンテリンドームで結果を残せず「前回がふがいない投球だったので、きょうにかける思いが強かったのかなと」と語った柳。「ファンのみなさんの声援が力になりました。ありがとうございました。また次の機会にチャレンジしたい」と次回登板でのノーヒットノーラン達成に意欲を示した。
この日は立ち上がりからキレのある直球を軸に、変化球を丁寧に低めに集めた。二回から打者15人連続アウトに仕留めるなど、広島打線を寄せ付けなかった。打線の援護なく快挙達成こそならなかったが、多くのファンの目に気迫の投球を焼き付けた。