”広陵のボンズ”真鍋、本塁打なし最後の夏終わる 最終打席は送りバント失敗で天仰ぐ 高尾、152球の熱投報われず

 慶応に敗れ、広陵ナインは応援団にあいさつに向かう(撮影・山口登)
 9回、真鍋慧は送りバントを失敗する(撮影・山口登)
 タイブレーク10回まで一人で投げ抜いた広陵・高尾響(撮影・開出牧)
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 「全国高校野球選手権・3回戦、慶応6-3広陵」(16日、甲子園球場)

 名門校同士の対戦となった3回戦屈指の好カード。センバツ4強の広陵(広島)は序盤の3点差を追いつき、タイブレークに持ち込んだが、延長十回に力尽き、準優勝した2017年以来の8強入りはならなかった。

 2年生エースの高尾響投手は152球の熱投。尻上がりに調子を上げた。惜しまれるのは九回無死一塁。”広陵のボンズ”こと真鍋彗一塁手(3年)に送りバントのサインを出したが、小飛球に。天を仰いだ。真鍋はこの日4打数1安打1四球に終わり、3度出場の甲子園で本塁打ゼロ。さらに延長十回も走者を送れず、無得点に終わった。

 中井哲之監督は「高尾は序盤、相手の大胆な攻撃に慎重に入ったが、立て直してくれた。悔しいが、いい選手たちと戦えて感謝です」と振り返った。

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